
ふわっふわの美味しいシフォンケーキを是非手作りでお楽しみ下さい!
はじめに
バニラ香る*✧プレーンシフォンケーキレシピ♡

シフォンケーキ、まず『美味しい』が1番!!
でも『見た目も綺麗に』仕上げたい!!
そう!!せっかく手作りするんだもん。
味も見た目も諦めたくないですよね。
そんなワガママを実現させるべく、私自身何度も失敗を繰り返しながら、やっと行き着いたふわふわシフォンケーキレシピです。

シフォンケーキで失敗する人が多いのはどうして?
レシピによって作り方が違う理由は?
結局、どんな作り方が一番いいの??
そんな疑問を少しでも解決するために、
それぞれの手順や工程にたいする理由や解説もいれています(*^^*)

でも、、シフォンケーキ作るの初めてだし・・不安だなぁ。。。
うん、わかる!!!
でも大丈夫!!
そんなシフォンケーキ初心者さんにも全工程に写真と解説があるので、オススメです(^^)

『底上げ・膨らまない・目詰まり、焼き縮み』
といったシフォンケーキの沼にはまっている方(玄人さん)にも、
きっと満足してもらえる内容だと思います!
掲載レシピは全てBPなし、卵使い切りのオリジナルレシピです。
詳細なシフォンケーキの手順を覚えている方のために、分量と、解説抜きの作り方簡易バージョンも載せています。
触れる度にしゅわっと音がなり、ふわふわ、口溶け良し・味良し、生クリームや飲み物がなくてもそのままで十分美味しく召し上がって頂けるシフォンケーキとなっています(#^^#)
プレーンシフォンケーキレシピ
材料(18cmアルミ型シフォンケーキ)
*卵Lサイズ4つ(卵白153g/卵黄80g)
*グラニュー糖(メレンゲ用)…55g
(夏場やメレンゲ苦手な方はここに乾燥卵白2g足してよく混ぜておく)
*グラニュー糖(卵黄用)…5g
*薄力粉(ドルチェ) …60g
*牛乳 …60g
*米油 …40g
*バニラオイル …4滴
*バニラビーンズペースト …少々
⚠17cm型を使用の場合は、生地量が多目になると思うので、8分目を超える生地は小さめの耐熱カップなどに入れて横で一緒に焼いて下さい。
⚠卵白の分量は毎回計って作りましょう。
⚠レシピや画像の転用・掲載などの二次利用はお控え下さい
アルミシフォンケーキ型について
私は近くのホームセンターで、貝印のアルミシフォンケーキ型を購入しました。
17cmより少し大きめで、10カット~12カットできます。自分で味見をした上で誰かにシフォンケーキをプレゼントしたい方や、家族が多い方にオススメのサイズです!(*^^*)
~シフォンケーキの作り方手順:簡易バージョン~

ここからさらに詳しいシフォンケーキの作り方やポイント、失敗に繋がる原因と解消法を解説していきます。
このシフォンケーキレシピを初めて作る方、普段シフォンケーキで失敗を繰り返している方は、是非一度目を通して頂けたら嬉しいです(*^^*)
シフォンケーキの下準備
◎卵を卵白と卵黄に分けて、卵白は使うギリギリまで冷蔵庫で待機。

卵白153gと細かい事を書いているけど、140~160g程度までこの分量で十分綺麗に美味しく作れます。
卵黄の重量も目安です。卵4個使い切りで大丈夫!
ただし膨らみ方は変わるよ!
◎牛乳と米油は合わせて計ってOK。湯煎にかけて少し温めておいて下さい。

湯煎の目安は、牛乳+米油がお風呂のお湯くらいの温かさになるくらい。
この湯煎が底上げ防止につながるよ!
◎薄力粉は袋に入れて計量し、空気を入れてしゃかしゃかしておく
(粉ふるいの役割)
◎乾燥卵白を使う場合はムラのないようにグラニュー糖としっかり混ぜておく

ここで乾燥卵白のムラが残ると、後でダマになって後悔するよ!
◎香料以外のその他の材料も計量して準備しておく
◎オーブンを180度に予熱セットする
シフォンケーキのメレンゲを作る

初めに、シフォンケーキのメレンゲから作って行きます。
よく冷えた卵白をハンドミキサー低速で混ぜ始め、その後中速で立てて行きます。

ミキサーの羽根に卵白がこもるように絡まっている間は低速です。
カラザや、卵白のどぅるん!とした部分がほどけて、サラッとした石鹸の泡程度に泡立って来たら速度を中速にあげます!
⇧このくらい、とろっと筋が付く程度に泡立ったら1回めの砂糖を投入
(4回に分けて入れていきます)
⇩1回目の砂糖投入⇩
砂糖を入れてもミキサーは中速のままで立てて行きます。
⇧この程度もこもこしてきたら、2回めの砂糖を入れて更に混ぜます。

ここで大事な事!!
ボールの縁に粗いモロモロとしたメレンゲが残りやすいので、
縁と中央のメレンゲがいつも均一なキメになるよう、縁のメレンゲに混ぜ残しが起きないようにして下さい。

先に入れた砂糖がしっかり混ぜ込めたら(砂糖が溶けてメレンゲに行き渡るイメージ)3回目の砂糖を入れて同じように混ぜていきます。
⇩2回目の砂糖を混ぜ込んだ後のメレンゲ⇩
⇩3回目の砂糖を投入⇩
⇩ここまで立ったら4回目の砂糖も同じように入れて行きます⇩
⇩4回目の砂糖を投入⇩
ここまでずっとミキサーは中速です。

時間はかかるんだけど・・・高速で立てたメレンゲよりきめ細かくしっかりしたメレンゲになる気がします。
ミキサー中速で立てたシフォンケーキは焼縮みも少ない気がします。(経験上)
4回目の砂糖を入れた後はメレンゲの立てすぎに注意して、
砂糖が全体に行き渡ったかな?という頃合いでミキサーを低速にし、
キメを整えながら立てて行きます。
ミキサーを持ち上げるとツンと角が立って、ひっくり返しても落ちない艶のあるメレンゲが出来たら完成です。
⇩完成したメレンゲ⇩

メレンゲが出来たらボールごと冷蔵庫に入れて待機させてね。
シフォンケーキの卵黄生地を作る
次にシフォンケーキの卵黄生地をつくります。

メレンゲを立てたハンドミキサーを洗わずに、そのまま使って行くよ!
卵黄を軽くほぐして砂糖5g(卵黄用)を入れ、白っぽくとろっとマヨネーズ状になるまでしっかり立てて行きます。

軽く混ぜるシフォンケーキレシピもあるけど・・・
手動で立てると底上げの確率が高くなります。
ここでしっかり混ぜて乳化させる事で、底上げ回避に繋がるよ。
更に、少しの砂糖を入れてしっかり白っぽくなるまで混ぜる事で卵臭さが緩和します
(あくまで私の経験に基づくものです)
⇩混ぜ始め。まだまだな状態⇩
⇩白っぽく乳化出来た状態⇩
ここまで白っぽくとろっとしたら、温めておいた牛乳&米油を少しずつ入れて行きながら更に混ぜて行きます。
⇧牛乳・米油が全部入ってすぐの状態
⇩混ぜ終わり⇩
ここにバニラオイルとバニラビーンズペーストを入れて軽く混ぜます。
そこに粉をふるいながら一度に入れて、ハンドミキサーオフの状態で中央から外側に向かってぐるぐると混ぜた後(粉が飛ばないように)ミキサー低速にして全体を混ぜます。

粉が全体に馴染んで見えなくなった後、ミキサーで10秒~20秒程度ぐるぐるっとします。
グルテンを出すレシピではないので、粘りは意識しないでOK!
⇩完成した卵黄生地⇩
メレンゲと卵黄生地を合わせる
いよいよメレンゲと卵黄生地を合わせて行きます。
まず冷蔵庫に待機させていたメレンゲの泡締めをします。

時間が経ったメレンゲは離水して不安定な状態になってるよ。
その状態を元の安定した状態に戻す為に行うのが泡締め!
メレンゲを使う前には必ずこの作業を!!
⇩泡立て器をボールの中央に垂直に入れて、そのままぐるぐる混ぜます。
泡立てるイメージではなく、泡を整えるイメージでグルグルして下さい。
↑混ぜ始めはこのようにモロモロして心配になりますが大丈夫!
混ぜるに従って泡立て器を持つ手が重くなってきます。
(気のせいではなく手に重さと抵抗感が出てきます。ずっと軽い感じでモロモロしていたらメレンゲ作りの段階で立てすぎ。モロモロがなくなっても軽い感じのままなら立て不足です)
泡締め後は、最初に立てたメレンゲの状態より少し緩めで伸びのあるメレンゲになると思います。

さあ!ここまで出来たら卵黄生地と混ぜていくよ~!
⇩泡締めしたメレンゲをひとすくい卵黄生地に入れてそのまま泡立て器でぐるぐると混ぜます。

この時のメレンゲはしんでも大丈夫。恐れることなくきっちり混ぜましょう。
混ざったら2回目のメレンゲを入れて、左手でボールを回しながら、ボールの上の方でボールの縁を行ったり来たりする横の動きでメレンゲを馴染ませて行きます。
↑横の混ぜでここまで馴染んだら、次は上下の動きで下に溜まっている卵黄生地と合わせて行きます。

この横の混ぜの段階で、メレンゲの塊がなくなる様に意識して混ぜてね!
⇩泡立て器で底の卵黄生地を大きくすくって、泡立て器の目の間から落として行きます。
(縦の動き)
この動作を3~4回程度した後、残ったメレンゲを全部入れていきます。
⇩最後のメレンゲ投入後、横の動きを使って混ぜる⇩
⇩縦の動き(下からすくって落とす)を3~5回したところ⇩

卵黄生地にメレンゲを混ぜ込むときは、いつでも『横の動き→縦の動き』で混ぜていきます。
(ココアなどの場合、少し方法が変わりますがここでは省きます)
ここから、ヘラに持ち替えて混ぜていきます。
ゴムベラをボール中央からやや斜めに入れ、そのままボールの底から縁に向かって生地をすくいながら動かしていき、ヘラが縁に来たところで手首を返し、すくった生地をボール中央へ返すように動かして行きます。
⇩⇩⇩⇩
⇩⇩⇩⇩
⇩⇩⇩⇩
この動作を、利き手と逆の手でボールを手前に回しながら同時に行い、生地に艶が出るまで混ぜて行きます。
⇩完成した最終生地⇩

最終生地は、ふんわりしながらも流動性のある艷やかな状態です。
ぼてっぼてっ!は混ぜ不足!
サラサラサラ~と細く流れる状態は混ぜすぎです。
シフォンケーキ型に生地を流し込む
生地が完成したらいよいよ型流しです。
シフォンケーキ型(18cm)に生地を流し込んでいきます。
(17cmトール型でも、同じ生地量で出来ます)
型に生地を流し込み、左手で中筒を押さえながら右手で型をゆすって平らにします。

左手で中筒を押さえる事で、底からの空気の侵入を防ぎ底上げ回避になるよ。
この時、型をとんとんと落としたり衝撃を与えても底から空気が入って底上げする場合があるので、優しくゆすって平らにしましょう。

空気抜きには色んな方法があるよ。
自分には型をトントンする方が合ってる!という方はそれでもOK!
でも必ず中筒を押さえてトントンしてね。
⇩平らにしたら箸を生地に差し込み2~3周ぐるぐると回して空気抜きをします。
⇩ぐるぐるの空気抜きの後、縁から中筒をギザギザと行ったり来たりするように動かします(空気抜きと同時に、割れ目のガイドラインになります)

生地が8分目以上あれば、ヘラで生地を型の縁に放射線状に貼り付けると、側面の焼色が均一に付いて綺麗に仕上がります。
そして放射線状に貼り付ける事で、花割れのガイドラインにも!
⚠生地量が少ない場合や、緩みやすい生地の場合にこの作業をすると生地の立ち上がりが悪くなり膨らみにくくなるので生地の状態を見て貼り付けましょう。
オーブンでシフォンケーキ生地を焼く

いよいよシフォンケーキを焼いていきますよ!
180度で予熱完了したオーブンに型を入れ(実際温度は170度)28分焼きの時間設定後、温度を170度に下げてまず5分焼きます。
5分経ったら、温度を160度に下げて残り23分焼いていきます。
焼き始めて10~12分程で生地の表面に割れ目が出来てきます。
⇩焼き始めて15分~20分後、マックスに膨らんだ所
その後、少しずつ膨らみが落ち着いてきて・・・↓
焼き上がり5分前にはここまで落ち着きます↓
生地が萎み始めると、心配になってオーブンから出してしまう方もいますが、この程度の生地の落ち込みは正常なのでしっかり焼きましょう。

ここでしっかり焼く事で、オーブンから出した後の焼縮みの予防にもなるよ!
焼き上がったシフォンケーキを冷ます
シフォンケーキが焼き上がったら、一度10cm程の高さから型を落としショックを与え蒸気抜きをしてからひっくり返して冷まします。
⇩焼き上がり⇩

粗熱が取れるまで
必ず逆さにして2~4時間しっかり冷ましましょう!
型を触って、熱を感じなくなれば普通に戻しても大丈夫です。乾燥防止の為、ビニール袋やラップを被せて型出しまで保管します。

とんっ!と落として蒸気抜きしたら・・
ふっくら膨らんでいた生地が更にしぼんじゃった(汗)
大丈夫???
大丈夫です!
そのままひっくり返すより、焼縮みのない仕上がりになりますので恐れず蒸気抜きをしましょう(*^^*)
⇩冷めたところ⇩
表面にシワもなく、焼縮みのない仕上がりです(*^^*)
冷めたかどうかは、型側面ではなく中筒の中を触って確認しましょう。

型側面が冷たくなっていても、中筒の中が温かい場合はきちんと冷めていないよ。
冷める前に型出しをすると、腰折れシフォンになるよ(TдT)
最低でも2時間は冷まして欲しい所ですが、急ぎの方は粗熱が取れた後、袋に入れて逆さのまま冷蔵庫で冷ますなどし、中筒の中を触って冷たくなっているのを確認してから外しましょう。
型からシフォンケーキを出す
シフォンケーキが冷めたらシフォンケーキを型から出していきます。

せっかく綺麗に焼けたシフォンケーキ!
型から綺麗に外したいなぁ。。
シフォンケーキの型外し方法は
①手外し
②パレットナイフで外す
③シフォンケーキナイフで外す
④ペティナイフで外す
⑤筒に乗せて一気に抜くタワーテラー式
など色々あります。

ここでは④のペティナイフを使って抜く方法をお伝えするよ。
綺麗に外すために、まずは空の型で予習しましょう。
ナイフはそれぞれ厚さや傾きが異なっている為、
自分の持っているナイフの傾きを知らずに抜くと失敗する可能性が高くなります(T_T)
下記の写真のように、型の側面にナイフを当てて、全体が密着する角度を探します。
下記の写真は矢印部分が少し浮いています。

この浮いた部分がシフォンケーキ側面をボサボサにさせる原因になるよ。
刃が浮かない角度を確認出来たらいよいよ本番です!!!
写真のように、縦に真っ直ぐナイフを入れて、最後まで入ったら型を横に寝かします。
違う角度から写真で一気に説明していきます⇩⇩⇩
①ナイフを垂直に刺します⇩
②型を横に寝かします⇩
③左手で型を手前に転がしながら、右手ナイフで削り取って行きます⇩
⇩動いている所をちょっとだけ⇩
④中筒を引っ張って、外枠の型を外します
(写真が無かったので、この写真はマーブルシフォンケーキの写真です。)

側面が取れたら、次は底面外しだよ。
分かりやすいように、まずは空の型で刃の入れ方の説明です。
写真のように、刃の先端からいれるとシフォンケーキに傷がつきます。

刃の入れ方は、必ずナイフの腹部分からね!
ギコギコと刃を細かく上下させながら、刃の先端が中筒に当たるまで刃を進めて行きます。
刃が中筒に到着したら、
①当たった部分がいつも中筒とくっついている状態に固定し
②ナイフを持った右手は時計回り
③中筒を持った左手は反時計回りに型を回して
生地を削り取って行きます。

では、実際の写真で見ていきましょう!
⇩動いている所をちょっとだけ⇩

ぐるりと一周したら、次は筒部分を外していきます。
中筒にナイフを密着させながら、垂直にナイフを差し込みます⇩
ナイフが底面に当たったら上に戻します。

左手で型を回しながら、この動作を細かく少しずつ進めて行き、一周させて抜きます。

型外しが上手くいくと、このように薄皮まで綺麗にそぎ取れます
綺麗に外せるととても気持ちが良い♡
少し毛羽立ってしまった時でも、カットしてしまえば分かりません!
中は焼き縮みのないふわふわシフォンケーキです(*^^*)⇩
持つと折れ曲がる程に柔らかいです。
触る度にシュワッと音がなるふわふわしっとりシフォンケーキです♡⇩

常温でそのままちぎってぱくり♡
カットして1日置くと、味が馴染んで更に美味しくなるよ。
写真が足りなかったり、説明が分かりにくい部分も多々あるかと思いますが、出来るだけ分かりやすい内容に変えて行きたいと考えています。

作って下さった方は、@ririri_siteのタグを付けてTwitterに上げて下さると大喜びします。
どうしても失敗しちゃう!!という方は
#シフォンケーキ研究所のタグを付けてツイートするか、直接私にDM(ダイレクトメッセージ)を下さい!
細かい質問(オーブンの種類・型の事・焼き方などなど)を沢山すると思いますが、
失敗の原因がどこにあるのか一緒に探して、成功シフォンが焼けるまでお付き合いしたいと思います(*^^*)
(お金も何もいりません。勧誘もしません。怪しくないですので、本当にお気軽にどうぞ^^;)
お問い合わせはこちらまで。
👉@ririri_site
飲み物いらずでそのまま美味しいシフォンケーキ。
ぜひ挑戦してみて下さい(*^^*)
シフォンケーキのコツ・ポイント
◎しっかり艶があってコシのあるメレンゲを作る。
(乾燥卵白やコーンスターチを使うのも手!)
◎卵黄生地はハンドミキサーを使ってしっかり乳化させる。
(乳化不足は底上げに繋がります)
◎牛乳と油は温める。
(冷たくても出来ますが、温めた方が失敗が少ないです)←特に冬場
◎オーブン温度計推奨!!!
オーブンはそれぞれの癖があるので、温度計を使って実際温度を知るのが成功の近道です。
◎卵黄生地とメレンゲの混ぜ込みは、メレンゲの泡残しがないように丁寧に。
(混ぜ込みが甘くメレンゲの塊が残っていると、大穴や底上げに繋がります。)
◎型に流した後は、中筒を押さえながらゆすって空気抜きをする。
(底からの空気混入防止)
◎角皿(天板)に置いて焼く場合は、角皿ごと予熱する
(角皿に置いて焼くと上が焦げたり底上げ率が高くなります。)
◎焼き上がりはショックを与えて蒸気抜きをする
(焼き縮み防止)
◎逆さにして冷まし、中筒の中もしっかり冷たく冷えるまで型から出さない。
シフォンケーキレシピの生い立ち
私が初めてシフォンケーキを作ったのは今から10年前。
某レシピサイトで人気のシフォンケーキを、卵消費という単純な動機で焼いたのがきっかけでした。
初めて焼いたシフォンケーキは全体的に焼き色が薄く、軽い底上げが上面全体にグルっと生じたもので、不味くはないけど美味しくもないという物でした。
そんな失敗の後、偶然にもご近所さんが焼いたシフォンケーキを食べる機会があり、
自分の作ったシフォンケーキとは比べ物にならない程の美味しさに、私は大きな衝撃とショックを受けました。

シフォンケーキ、作り手によってここまで味も仕上がりも変わってしまうものなのか・・・・
それから美味しいシフォンケーキを求め、お店のシフォンケーキも多く食べてきましたが中々好みのシフォンケーキに出会えず、それならば!と自分で作るようになりました。
でも、卵・水分・油・粉と言うシンプルな材料な上、作り方もシンプルなのに何故か失敗続き。
こうやって、私の中の『何故?何故?』が止まらなくなったのが、シフォンケーキにハマる第一歩です。
それから無我夢中になって毎日のようにシフォンケーキを焼く日が続きましたが、
日々の目まぐるしい変化と生活の中、いつまで経っても上達しないシフォンケーキ作りが、私にとって辛く苦しい物になってしまいました。

シフォンケーキはこんな気持ちで作るものじゃないのでは??
もっと楽しく、気楽にシフォンケーキを作りたい!!!!
そんな気持ちを強く抱いた私は

私にとってシフォンケーキは、材料1g単位でピリピリ肩肘はったりせず、おおらかに作れる物でありたい
と思うようになりました。
そんなこんなで私のシフォンケーキレシピは、気楽に作れる卵4個使い切りレシピです(*^^*)
卵白量が足りないからと言って、卵を追加で割る必要はありません。
仕上がりや膨らみ方は勿論変わりますが、卵白量140g~160gで十分美味しく作れます^^

まずはレシピ通りに作ってもらえると嬉しいです。
このレシピに慣れてきた頃には、自分好みの配合も探せるようになっていると思います。
このレシピが、シフォンケーキを作る誰かの力になれる事を祈って(*˘︶˘*).。.:*♡